リテール大革命

外食店のデジタル化、どこまでOK? 「人によるサービス」へのこだわり調査(1/2 ページ)

» 2022年09月05日 17時30分 公開

 リクルートが運営する「ホットペッパーグルメ外食総研」は、20〜69歳の男女を対象に、外食する際にどの程度「人によるサービス」にこだわるかについて調査を実施した。人によるサービスの方がいいと答えた人が最も多かったものは「調理」だった。

photo ホットペッパーグルメ外食総研は、首都圏、関西圏、東海圏に住む20〜69歳の男女に、外食する際にどの程度「人によるサービス」にこだわるか調査した(画像はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

人によるサービスの方がいいもの トップは「調理」

 現在、調理ロボット、配膳ロボット、セルフオーダー、セルフレジなど、さまざまなロボットやデジタルツールによるサービスを導入する外食店舗が増えている。そんな中で、「人によるサービスの方がいい」と答えた人の割合が最も多かった項目は「調理」(68.4%)だった。

photo 飲食店で受けるサービスについて、「人によるサービス」へのこだわりは?(出所:プレスリリース、以下同)

 次いで「配膳」(50.8%) 、「給仕(飲み物の注ぎたしやお代わりの確認など)」(47.7%)という結果だった。一方、「人によるサービスでなくてもいい(どちらかというと含む)」で最も多かったのは「注文」(72.6%)、次いで「会計」(64.9%)、「片付け」(64.2%)だった。

 全体的に「人によるサービスでなくてもいい」が過半数の項目が多く、デジタル化による非対面のサービスが特別ではなくなっている社会状況を反映していた。

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