性年代別・圏域別に見ると、圏域別には大きな差はなかった。性年代別では差のある項目が目立つ結果となった。特に20〜40代女性で「人によるサービスでなくてもいい」と考える項目が多く、50〜60代男性と60代女性では「人によるサービスの方がいい」と考える項目が多かった。人によるサービスへのこだわりは、年齢による差があることが分かった。
外食のシーンやお店のタイプ別で、「人によるサービスでなくてもいい」かどうかを聞いた。「人によるサービスでなくていい」割合が高い外食シーンの1位は「一人で利用」(72.9%)、2位は「短時間(1時間未満)の利用」(69.2%)、3位は「ランチ」(63.2%)だった。
対比的項目間のポイント差に着目すると、「大衆店」(63.7%)と「高級店」(25.4%)のポイント差は38.3ポイント、「日常的な利用」(66.5%)と「特別な利用(記念日等)」(29.8%)のポイント差は36.7ポイントとどちらも大差があり、利用シーンやお店のタイプにより「人によるサービス」のニーズに幅があることが伺えた。
「人によるサービス」にこだわる理由を聞いたところ、1位は「人によるサービスの方が温かみがある」(51.7%)、2位は「人のサービスにも対価を払っていると思う」(31.8%)、3位は「注文内容について詳しく相談したいときがある」(31.7%)であった。
一方、「人に代わるツール類の操作が苦手、面倒」(12.1%)、「ツールやロボットによるサービスは放置されているようで印象がよくない」(8.2%)と答えた人は少なかった。
性年代別では50・60代男性で「人によるサービスの方が温かみがある」「スタッフとの交流も外食の楽しみの一つ」の割合が高く、40〜60代女性では「注文内容について詳しく相談したいときがある」の割合が高かった。
今回の調査は、首都圏、関西圏、東海圏に住む20〜69歳の男女を対象に、インターネットで行った。期間は事前調査22年5月19〜31日、本調査22年7月1〜8日、有効回答数は9666人(首都圏4950人、関西圏2514人、東海圏2202人)。
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