消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
マイナビは、運営する進路の調査研究サイト「マイナビ進学総合研究所」で2023年3月卒業予定の高校3年生を対象に「大学認知度・イメージ調査」を実施した。その結果、関西を除く各地域で、国立大学が認知度ランキング1位を獲得。唯一、関西では私立大学である近畿大学が1位になった。
まず地域別に大学の認知度を調査したところ、北海道・東北エリアでは「東北大学」、関東・甲信越では「東京大学」、東海・北陸では「名古屋大学」、関西では「近畿大学」、中国・四国では「広島大学」、九州・沖縄では「九州大学」が1位を獲得。関西を除く各エリアで地元の国立大学が1位を獲得していた。
次いで「イキイキしている」イメージがある大学について調査すると、北海道・東北エリアでは「仙台大学」、関東・甲信越では「青山学院大学」、東海・北陸では「中京大学」、関西では「近畿大学」、中国・四国では「岡山大学」、九州・沖縄では「九州大学」が1位を獲得していた。
「学べる内容が充実している」イメージがある大学については、北海道・東北エリアでは「東北大学」、関東・甲信越では「東京大学」、東海・北陸では「名古屋大学」、関西では「京都大学」、中国・四国では「広島大学」、九州・沖縄では「九州大学」が1位を獲得した。
「就職力が高い」イメージがある大学についても各エリアごとに1位を選出した。北海道・東北エリアでは「東北大学」、関東・甲信越では「早稲田大学」、東海・北陸では「名古屋大学」、関西では「京都大学」、中国・四国では「広島大学」、九州・沖縄では「九州大学」が1位を獲得した。
マイナビは「高校生が志望校選びの際に重視するポイントは認知度の高さと思われやすいが、実はこの5年間で、特に『学べる内容』が大幅に増加し『就職率の高さ』が低下している。不確実性の高まる社会背景を意識し、自分の興味や関心をベースにした志望校選びを行なっていることがうかがえる」と指摘している。
調査は7月12〜28 日、Web調査で実施。調査対象者は「マイナビ進学」会員リストより抽出した23年3月卒業予定の高校3年生。有効回答数は1万974名で、今回のランキングはそのうち大学進学希望者8276名の結果を集計した。
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