消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
大東建託は、滋賀県に住む成人男女が対象の居住満足度調査を実施し、その結果を発表した。「住みここち(自治体)ランキング」1位は、4年連続で「草津市」だった。2位は「守山市」、3位は「大津市」となった。上位の自治体では前年と順位・顔ぶれともに変化がなかった。
「住みここち(自治体)ランキング」1位の草津市は、駅前の商業施設が充実度や交通の利便性の高さが高評価を得る要因となった。4位以下は「栗東市」「長浜市」「彦根市」「近江八幡市」の順となっている。
住みここち(駅)ランキング1位には、前年2位だった「びわ湖浜大津A」(京阪京津線)が選ばれた(Aは2つ以上近接駅を統合し、駅名の後にAを付記している)。2018年に「浜大津駅」から「びわ湖浜大津」に改名した同駅は琵琶湖に面した大津市に位置し、京都・滋賀間を結ぶ京阪電車京津線が通る。駅周辺にはスーパーや飲食店、商店街があるため生活しやすく、駅から琵琶湖まで歩いていくことができ自然も満喫できるエリアである。
居住者からは「琵琶湖も近く子供が遊べるような公園も多い。田舎すぎず都会すぎず子育てしやすい環境で、家から徒歩圏内で総合病院や図書館もあり、老後も住みやすい」「京都や大阪へのアクセスが良く、琵琶湖をはじめとした自然とスーパーなどの利便施設がバランスよく組み合わさっている」といった声が寄せられた。
2位は前年集計対象外だった「瓦ヶ浜A」(京阪石山坂本線)だった。駅周辺は重要文化財の「蘆花浅水荘」や、遠州七窯の一つである「膳所焼」の美術館などがあり、膳所藩の城下町だった場所である。びわ湖岸沿いには遊歩道もあり、大津の歴史と景観を感じられるエリアとなっている。
3位は前年1位の「南草津」(JR東海道本線)となった。同駅は立命館大学の「びわこ・くさつキャンパス」(通称BKC)などの開設に伴い県内で乗降客数が最も多い駅となり、草津の南部副都心として発展を遂げた。JR京都駅までは最短20分でアクセスでき、駅周辺には駅直結のショッピングビルやスーパー・コンビニなどの商業施設も揃っている。
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