CCC「Tポイント」とSMBC「Vポイント」統合へ 会員数1億2000万人超、日本最大級のポイント経済圏に

» 2022年10月03日 18時56分 公開
[ITmedia]

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は10月3日、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)と資本業務提携を締結したと発表した。それぞれが手掛ける「Tポイント」と「Vポイント」を将来的に統合し、日本最大級のポイント経済圏の形成を目指す。

photo Tポイント

 CCCは「両ポイントを統合し、新たなポイントサービス開始を視野に基本合意した」と報告。目的については「両社グループの強みを掛け合わせ、互いのポイントの貯まりやすさ、使いやすさを大幅に向上させること」としている。

photo CCCとSMBCが基本合意

 Tポイントの会員数は7000万人、Vポイントの会員数は5200万人。それぞれのポイントの加盟店数と取扱高は15万店舗と8兆円(Tポイント)、世界1億店と24兆8000億円(Vポイント)だという。統合が実現すれば、単純計算で1億2000万人超の会員数、32兆円規模の巨大ポイント経済圏となる。国内に強みを持つ一方で海外展開に課題があったTポイントのように、統合でそれぞれの課題解消が期待される。

photo それぞれのサービス概要

 2社は「統合後の具体的なサービスについては、統合によって両ポイントをご利用のお客さまへの不利益・不都合がないよう、慎重に協議している。詳細が決まり次第、発表する」としている。

photo 統合のメリット

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