本田技研工業は10月7日、「FIT」をマイナーモデルチェンジし発売した。2代目に初設定されて以来、今回約2年ぶりの復活となる新タイプ「RS」を新たに設定した。
RSは走りの質にこだわったデザインで、専用のフロントグリルやバンパー、アルミホイールなどを採用しスポーティーさを強調。また車体の揺れを抑えるRS専用のサスペンションが、ドライバーの操作とクルマの挙動をつなげ、走りの質と乗り心地の良さを両立した。
今回のマイナーモデルチェンジで、「FIT」は既存の4タイプ「BASIC」「HOME」「LUXE」「CROSSTAR」に、新たにRSを設定し計5タイプとなった。RSとCROSSTARに専用設定した新色のスレートグレー・パールを含むボディーカラーは全13色となり、2トーンカラーはCROSSTAR専用色とした。
また2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載し、モーター最高出力を90kW(123PS)へ向上。低速域でアクセルを踏み込んだ瞬間から走り出し、加速感を提供する。安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」には従来の機能に加え、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能を新たに標準設定した。
メーカー希望小売価格は、BASICは159万2800〜219万5600円、HOMEは182万6000〜237万3800円、LUXEは214万9400〜266万4200円、CROSSTARは207万2400〜262万200円、RSは234万6300円。
FITは、2001年に初代モデルを発売。07年に2代目、13年に3代目を発売し、20年には7年ぶりの全面改良を実施した。全タイプに先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備。また、独自の特許技術「センタータンクレイアウト」による広い室内空間を実現しており、日常シーンでの使い勝手の良さなどから同社を代表する車種である。
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