20・30代の約3割が休日に「YouTubeを3時間以上視聴」 他の年代は?女性の“推し活”利用増える(2/2 ページ)

» 2022年10月07日 11時20分 公開
[ほしのあずさITmedia]
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20・30代に人気なのは「ゲーム実況」「VTuber系」「作業用BGM」

 普段見ている動画のジャンルについて性別に比較すると、男性は「専門知識、経験談系」など学び系の動画、女性は「ペット、動物系」の動画をよく見ている結果になった。年代別で見ると、20・30代では「ゲーム実況」(男性33.3%、女性28.2%)「VTuber系」(男性16.9%、女性12.6%)が多く、「作業、睡眠用BGM系」(男性15.2%、女性17.5%)も年代が若いほど視聴が多いことが分かった。

YouTube 視聴動画のジャンル

 PC上で視聴回数が多いYouTubeチャンネルのランキングでは、男性は「ニュース関連」カテゴリーのチャンネルが全ての年代において目立っており、その他20〜40代では共通して「THE FIRST TAKE」がランクインした。50代以上では政治経済系の視聴が多く、テレビからの移行もうかがえるという。女性は、20・30代では「ゲーム実況」「お笑い系」「VTuber」などがランクイン。40代は「俳優」「料理系」、50代は「ジャニーズチャンネル」など年代ごとにバラエティが豊かなことが分かった。

YouTube PCでのチャンネルランキング

 YouTubeを含むSNSなどについて、媒体ごとに利用目的を尋ねたところ、YouTubeで最も多かったのは「好きなエンタメを見るため・関連情報を得るため」(41.9%)だった。次いで「ながら見」(26.0%)「知らない事柄を調べるため」(23.3%)と続いた。一方で、「トレンド・口コミ情報を知る」という目的に対しては、公式WebサイトやTwitter、Instagramといった他のSNSなどを利用している人が多いことが分かった。

YouTube YouTubeの利用目的

 YouTube内での行動では「YouTube Shortsを見る」(19.3%)人が約2割を占め、また若い世代ほど「倍速再生」をすることが分かった。若年層は同じコンテンツに集中し続けることに負荷を感じやすく、同社は今後TikTokを含めたショート系の動画に移行していく可能性がさらに高くなると推測している。

 YouTubeに影響された行動では、全体の約2割が「動画内で紹介されていた商品を購入した」(20.7%)と回答した。男性は「動画で学んだ内容を学業やビジネスに生かした」(男性21.9%、女性14.2%)、女性は「動画がきっかけで人やキャラクター、商品などのファンになった」(男性16.7%、女性22.2%)が異性に比べて高い結果となった。

YouTube YouTube内での行動

 調査は、2022年8月17〜24日にヴァリューズモニターを対象に行った。

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