消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査や、コンサルティングサービスを提供するヴァリューズ(東京都港区)が、国内20歳以上の男女3384人を対象に、YouTube利用に関するアンケートを実施した。その結果、20・30代の約3割が、休日に「3時間以上」YouTubeを視聴していることが分かった。
YouTubeを利用する人の割合は、男性(90.4%)、女性(86.6%)ともに約9割を超えた。性年代別に見ると、「ほぼ毎日」利用している人が全てのグループにおいて最も多く、特に男性20・30代では毎日視聴している人の割合が約6割と高いことが分かった。一方で、いずれの年代も女性の方が割合は低く、40代以外全ての年代で「全く利用していない」が3位にランクインした。
平日1日当たりの利用時間について、20・30代以外の年代は、50%以上の人が「1時間未満」に収まっているが、20・30代は「1時間以上3時間未満」(男性39.5%、女性33.0%)が多かった。休日の視聴は全体的に1時間以上の利用割合が多いものの、男女ともに50代以上で「1時間未満」が半数以上となった。男女ともに、20・30代では平日よりも「3時間以上」(男性31.7%、女性26.2%)の視聴が増えており、休日の過ごし方としてYouTubeが定着していることがうかがえる。
YouTubeチャンネルの登録理由では、「自分の趣味に合った動画が多いと感じたとき」「興味のある動画を効率的に見たいとき」などの声があった。また、男女で回答率の差が大きい順に登録理由をランキング化すると、男性は「〜と感じた」「なんとなく」といった印象ベースな理由が多いが、女性は「繰り返し見たい」「応援したい」など、目的意識・熱量の高さが目立ったという。20・30代女性の42%が「チャンネルを応援したいとき・チャンネルのファンになったとき」と回答しており、女性は「推し活」的な理由が大きいことが分かった。
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