赤城乳業、「カステラ風アイスバー」新発売 ふわふわの食感やザラメを完全再現若手社員のアイデア

» 2022年10月08日 07時00分 公開
[ITmedia]

 赤城乳業は、「カステラ風アイスバー」(162円)を10月11日から発売する。カステラをアイスにするというアイデアは、昨今の台湾カステラのブームを受けて、開発部に配属されて1年目の若手男性社員が考案したという。

乳業 「カステラ風アイスバー」(162円)(プレスリリースより引用)

 同商品はカステラ一切れ分のサイズ。同社広報担当者によると、見た目を本物のカステラに寄せることでアイスが小さくなるため、社内では反対の意見も数多くあった。しかし、「ただ味がカステラだけだとつまらない」との思いから、見た目のリアリティーを追求することにこだわったという。

開発に2年 ザラメ専用設備も導入

 卵・牛乳・スポンジを中心に配合し、まるでカステラを食べているかのような味わいに仕上げた。カステラの食感を出すために、1からふわふわの食感の菓子素材を探すのに苦労したという。

乳業 同商品はカステラ一切れ分のサイズ(プレスリリースより引用)

 また、アイスの先端にはカステラの醍醐味であるザラメが入っている。ザラメに適した素材を見つけるのに1年以上かかった上、「カステラを再現する上でも、また食感の変化を楽しむうえでもザラメは欠かせません。しかし、当初生産工場での設備適性がなく、ザラメ用の設備投資を行い再現しました」(同社広報担当者)。通常の商品は1年程のところ、同商品は2年以上の時間を費やし、カステラをアイスにした。

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