「クリエイターワークス研究所」を運営するユウクリ(東京都渋谷区)は、グラフィックデザイナー・Webデザイナーを中心としたクリエイターを対象に、「仕事満足度」のアンケート調査を実施した。フリーランスに特に必要と感じている能力は何か聞いたところ、1位は「コミュニケーション能力」(77.5%)だった。
2位は「時間管理能力」(55.1%)、3位は「情報収集能力」(44.9%)、4位は「柔軟性」(43.5%)、5位は「適応力」(39.1%)だった。
働き方の満足度を尋ねたところ、「フリーランス・個人事業主」が「満足」「やや満足」していると答えた割合が合わせて81.7%と最も多く、働き方として満足しているクリエイターが多いことが分かった。次いで「派遣社員/パート・アルバイト」が75.0%、「正社員/契約社員」が最も低く58.3%だった。
フリーランスになる前の転職回数(会社員経験)について聞いた。最も多かったのは「3回」で21.7%、次いで「4回」が18.1%、「2回」が15.9%だった。会社員経験なしでフリーランスになったクリエイターは4.3%程度いたが、1〜5社の実務経験を積んでからフリーランスとして独立しているクリエイターが83.2%と大多数であることが分かった。
なぜフリーランスという働き方を選んだのか尋ねたところ、60.1%が「自分のペースで仕事をしたかったから」と答えた。その他、「自身がやりたい仕事をしたかったから」(44.2%)、「働く時間を自分で決めたかったから」(42.0%)といった声が寄せられた。
フリーランスになって良かったことを聞いたところ、1位は「自分のペースで仕事ができる」(82.6%)、2位は「通勤のストレスがない」「仕事以外の自分の時間を確保できる」(同60.1%)、4位は「上司や同僚などとの人間関係にストレスを感じなくて良い」(52.9%)だった。自分のペースで仕事ができることを目指しフリーランスになり、大きなメリットとして感じているクリエイターが多いことが分かった。
今回の調査は、グラフィックデザイナー・Webデザイナーを中心としたクリエイターを対象に、インターネットで行った。期間は4月18日〜5月18日、有効回答数は411人。
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