個人が購入した中古オフィスチェアのランキング 2位はオカムラの「バロン」シリーズ、1位は?2022年9月度

» 2022年10月27日 09時00分 公開
[ITmedia]

 オフィス用品の販売・買取・レンタル事業を展開するオフィスバスターズ(東京都中央区)は、2022年9月に一般客が購入した中古オフィスチェアの販売数ランキングを発表した。1位はオカムラの「シルフィー」シリーズだった。

オフィスバスターズは中古オフィスチェアの販売数ランキングを発表した(画像:ゲッティイメージズより)

 シルフィーシリーズは珍しい前傾機能付きのオフィスチェアで、PC作業や書き仕事の際に体をサポートしてくれる点が特徴。 長時間座ってもお尻が痛くなりにくいクッション性が支持されているという。メーカー小売希望価格は9万1400円〜。

シルフィーシリーズ(画像:以下、プレスリリースより)

 2位にもオカムラの商品がランクインした。「バロン」シリーズはスタイリッシュなデザインと座り心地が支持されている高級チェア。カラーやフレーム、ハイバックローバック、各種オプションなど自分好みの仕様に仕上げられる点が特徴。メーカー小売希望価格は13万7900円〜。

バロンシリーズ

 3位はイトーキの「エフ」シリーズ。腰部分はしっかりとホールドされているが、肩部分はフリーとなるため長時間の着座でも疲れにくい構造になっているという。メーカー小売希望価格は7万3200円〜。

エフシリーズ

 4位はハーマンミラーの「アーロン」シリーズ。世界初のメッシュチェアとして発売されたアーロンチェアがランクインした。サイズはA、B、Cの3タイプで、メーカー小売希望価格は17万3195円〜。

アーロンシリーズ

 5位はスチールケースの「リープV2」シリーズがランクインした。米国を拠点とするスチールケース社が専門チームを立ち上げ、約5年間研究を重ねて誕生したチェア。日本メーカーのチェアよりも広めの座面・背面が特徴的で、よりゆったりとした座り心地になっている。メーカー小売希望価格は20万8200円〜。

リープV2シリーズ

 矢野経済研究所が21年に実施した調査によると、20年の家庭用・オフィス洋家具の市場規模は前年比98.7%の1兆373億円で微減だった。同社は「家庭用家具は、コロナ禍で巣ごもり需要が拡大したことにより好調であったが、オフィス用家具は、オフィスの改装や移転の動きが停滞したことで家具の需要が減少したことから、市場全体では微減となった」とコメントした。

 また、同社は21年以降、市場規模は微増するとの予測を発表。その理由として「家庭用家具はコロナ禍で急激に高まった需要が落ち着きつつある一方、オフィス用家具はコロナ禍で停滞したオフィス改装・移転の再開や新しいオフィススタイルを模索する動きにより需要が回復する」と分析している。

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