マスク「無条件で着用」45% 日本は遅れ? 訪日外国人増で意識のズレ明るみに社会人1000人にアンケート(1/2 ページ)

» 2022年10月27日 06時30分 公開
[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 キャリアや就職・転職に関する調査・研究を行う「Job総研」(運営:ライボ)は、成人男女約1000人を対象に「日本人の脱マスク意識調査」を実施した。現在のマスク着用状況に関して尋ねたところ、「状況に応じて着脱」が53.6%で最多となったが、「無条件で着用」が45.6%を占めた。厚生労働省は5月以降、原則屋外では着用不要と呼び掛けているが、依然として日本人のマスク着用率は高いことが分かった。

Job総研は「日本人の脱マスク意識調査」を実施した(画像はイメージ、ゲッティイメージズ)

 着用状況をワクチン接種回数別で見ると、「無条件で着用」が最も多かったのはワクチン「1回接種済み」の回答者で50.0%、次いで「2回接種済み」の回答者が49.8%、「3回接種済み」の回答者が46.9%で、「接種0回」と「4回接種済み」の回答者はともに36.0%で最も低い回答結果となった。

現在のマスク着用状況(プレスリリースより、以下同)

 屋外・屋内ごとにマスクの着用場面を尋ねると、屋外では「距離が確保できていない場合に着用」が36.9%で最多。次いで「無条件で着用」が36.8%、「会話する際に着用」が16.2%で、「着用していない」は10.1%と続いた。

 一方、屋内では「無条件で着用」が63.8%で最多になり、次いで「距離が確保できていない場合に着用」が17.0%、「会話する際に着用」が15.8%で、「着用していない」は3.4%という結果になった。

屋外・屋内でのマスク着用場面

 マスクを着用する理由を聞くと、「コロナ感染対策で着用」が76.8%で最多。次いで「マナーとして着用」が48.9%、「習慣化している」が42.1%で上位に並んだ。

 着用しない理由では、「着用する意味を感じない」が50.0%で最多となり、次いで「着用が面倒」が25.0%、「義務ではないから」が25.0%で上位3つを占めた。

着用・非着用それぞれの理由
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