今後のマスク着用意識を聞くと、「状況に応じて着脱」が68.4%で最多になり、次いで「無条件で着用」が29.2%、「着用しない」が2.4%だった。現状の着用状況と比べると「無条件で着用」が減り、「状況に応じて着脱」と「着用しない」がそれぞれ増える結果となった。
男女別でみると、「無条件で着用」は男性が26.6%に対し、女性が32.4%になり、女性の方が5.8ポイント高い結果となった。
「無条件で着用」の回答を年代別でみると、30代が31.8%で最多になり、次いで20代が30.3%、40代が25.0%、50代が23.5%と続いた。
10月から入国の水際対策が緩和され、訪日外国人の姿が目立つようになった。外国人と日本人のマスク着用の意識の違いについて感想を聞くと、「日本は遅れている」が29.9%で最多となった。
次いで近差で「国というより個人の価値観に従えば良い」が29.7%、「国が違えばルールも違うので気にしない」が28.7%で上位に並んだ。
マスク着用に肯定的な回答者からは「マスクを外すメリットがあまりない気がするのでつけたままで良い気がする」「インフルエンザや花粉症などマスク着用の場面は人によってさまざまなのでルールは必要ない」との意見が挙がった。
一方で着用に否定的な回答者からは「諸外国に合わせて日本も早くマスクをしなくて良い社会になってほしい」「日本人は同調意識が強いので根拠に基づいた国からの号令で脱マスクを進めてほしい」といった意見が聞かれた。
調査を実施したJob総研は、「今後の着用意識では『状況に応じて着脱』の回答が、現在の着用状況よりも14.8ポイント増加しており、1年前ほどと比較しても昨今マスク非着用者が増加傾向にあることから、同調意識が薄れると同時に、個人の価値観を優先できるようになってきていることが推測できる」とコメントしている。
調査は全国の20〜50代の社会人男女1011人を対象に、10月12〜17日にインターネットで実施した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング