キヤノン、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R6」の後継モデルを発売被写体検出機能・高速連写が進化

» 2022年11月07日 12時24分 公開
[堀井塚高ITmedia]

 キヤノンは、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 Mark II(以下、Mark II)」を12月中旬に発売する。価格はオープン。進化した被写体検出機能をはじめ、高速連写や動画撮影機能の強化などにより、静止画・動画撮影の幅広いニーズに対応する。

キヤノンは、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 Mark II」を12月中旬に発売する(画像:以下、プレスリリース)

 Mark IIは、2020年8月に発売された「EOS R6」の後継モデル。旧モデルとの主な違いは、CMOSセンサーおよび被写体認識オートフォーカス(AF)。EOS R6で約2010万画素だった有効画素数は、約2420万画素に強化された。これにより6000×4000ピクセルでの撮影を可能とした。

 また、被写体検出性能も大きく進化した。カメラが自動で被写体を選択する「自動」設定を新たに追加したことで、被写体の検出対象をメニューで切り替える必要がなくなった。検出対象も従来の人物、動物(犬・猫・鳥)に「馬」が加わり、クルマやバイク・鉄道・飛行機などを検出する「乗物優先」モードも追加された。

新たに馬などの被写体に対応する

 電子シャッターによるAF/AE追従撮影時のコマ数は、最高役20コマ/秒が約40コマ/秒とさらに高速に。クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる4K/60P動画撮影や、フルHD/180Pハイフレームレート動画撮影も実現している。

動画撮影のニーズにも対応 *RF24-105mm F4 L IS USM/DM-E1D装着時

 Mark IIは画質、スピードのバランスが取れたオールラウンダーモデルとして、フルサイズミラーレスカメラ入門者から上級者までに対応したと言えそうだ。

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