ネスレ日本(兵庫県神戸市)は11月9日から、「キットカット ミニ 東京カカオ」を東京駅のお土産ショップなどで数量限定販売する。「キットカット」史上初となる、東京産カカオから作られたチョコレートを使用した商品で、需要の取り込みを図る。
同社はこれまでカカオ由来のピンク色の新しいチョコレート“ルビー”を“メイドインジャパン キットカット”として商品化するなど、さまざまな取り組みを行ってきた。今回は新たな挑戦として、東京産カカオから作られたチョコレートを使用した「キットカット ミニ 東京カカオ」を“メイドインジャパン キットカット”として日本独自で開発した。
通常、カカオ豆は赤道を挟んで南北緯20度以内の地域で栽培されることが多く、日本での栽培は難しいとされている。同商品に使用される東京産カカオは、平塚製菓(埼玉県草加市)が2010年より東京・小笠原で栽培に取り組み、製造しているチョコレートを使用している。
東京産カカオの特徴は、カカオそのものの素材のおいしさと深みのある味わい。同商品は東京産カカオならではの力強い果実の香りとマイルドな風味を生かしながら、サクサク食感のウエハースと組み合わせた。
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