東京産カカオの品種は、世界のカカオ豆生産量の80〜90%を占めるフォラステロ種。苦みやカカオ感が強い品種だが、発酵により独特な香りを発するようになり、チョコレートに加工されると、酸味のあるフルーティーなテイストを感じられるようになる。
平塚製菓は当初、露地栽培を目指していたが風や台風(強風と塩害)の影響により断念。風速50m以上でも耐えられる堅牢なビニールハウスを離島に建設し、栽培を開始した。東京産カカオは年に2回収穫でき、5月がメインの収穫期で、11月がサブの収穫期となる。収穫されたカカオポッドは船便で同社の草加工場に届けられ、すぐにポッドを割ってカカオ豆を取り出し、発酵作業や乾燥などの作業が行われる。
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