赤い缶で知られる「サクマ式ドロップス」を製造・販売する佐久間製菓(東京都豊島区)が2023年1月20日で廃業する。コロナ禍での需要減に加え、安価製品であることから原材料費やエネルギー価格の高騰を価格転嫁できず、今回の廃業に至ったという。
同社は明治41年(1908年)創業。看板商品であるサクマ式ドロップスは、創業者である佐久間惣治郎により初の国産ドロップとして誕生した。スタジオジブリのアニメ映画『火垂るの墓』にも登場することで知られている。
同社によると、商品の最終出荷日は12月19日。廃業後も法人格はしばらく存続し、事後処理にあたるという。
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