5年前と比べて年収が上がったとした人は全体の41.9%で、上昇額の中央値は50万円だった。月額換算すると4.2万円となり、物価高や増税の影響を考えると、年収が上がった人でも家計の好転は実感しづらいことがうかがえる。
5年後の賃金の見通しは、「変わらないと思う」(46.6%)が「上がると思う」(37.3%)を上回る結果となり、賃金の上昇に対して悲観的であることが分かった。
今の生活の金銭的な満足度は「やや不満」(36.3%)と「不満」(21.5%)を合わせ、半数以上が「不満」と回答。年収別では「300万円未満」とした人の77.1%、「300万〜500万円」とした人の64.0%が「不満」と回答した。一方、「500万〜700万円」では、「満足」(51.5%)と「不満」(48.6%)がほぼ同等となり、700万円以上で逆転した。
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