すかいらーく、持ち帰り用レジ袋・カトラリーを有料化 23年1月から限りある資源を大切に

» 2022年11月28日 17時45分 公開
[ITmedia]

 ガストやバーミヤンなどのファミリーレストランチェーンを展開するすかいらーくグループは11月28日、持ち帰り用のレジ袋やカトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン)について、2023年1月12日から有料化すると発表した。地球の資源保護の取り組みを強化する。

すかいらーくグループは持ち帰り用のレジ袋やカトラリーを有料化する(プレスリリースより、以下同)

 同グループでは、18年からプラスチック削減の取り組みを段階的に進めてきた。今回の有料化で取り組みを加速させる。

 レジ袋は持ち帰り・売店用は1組5円、宅配時は無料としている。カトラリーは持ち帰り・宅配とも1本10円。また、約2700店舗の持ち帰り・宅配用のカトラリー(フォーク)については、耐久性の向上を目的に木製から竹製に順次変更する。ナイフとスプーンは、引き続き木製を使用する。

レジ袋は持ち帰り・売店用は1組5円、カトラリーは持ち帰り・宅配とも1本10円

 レジ袋の有料化に伴い、年間のプラスチック使用量は70トン程度の削減を見込む。同グループでは環境経営目標として、26年に使い捨てプラスチックの使用料を対20年比50%削減、使い捨てプラスチックにおける石油由来素材率を50%、30年には0%を目指す。

すかいらーくグループ環境経営目標

 有料化した金額の一部は、環境保護団体へ寄付する予定だという。

これまでのプラスチック削減の取り組み

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