家電大手のパナソニックは、2003年に業界で初めて生産を開始した「ななめドラム洗濯乾燥機」について、22年9月末で国内向けの生産累計台数が500万台を達成したと発表した。
ななめドラム洗濯乾燥機は、回転軸を約30度傾斜させた従来にない形で、03年に静岡県袋井市の工場で生産を開始した。高齢者や車椅子利用者でも楽にドラムの底まで手が届き、簡単に衣類の出し入れができるユニバーサルデザイン(UD)として、日本で普及するきっかけになった。
その後も、洗濯機に省エネや新たな価値を付け加え、17年には「液体洗剤・柔軟剤自動投入」や「スマホで洗濯」アプリ連携機能を搭載。21年には、自動投入機能におしゃれ着洗剤タンクを搭載した「トリプル自動投入」を実現するなど、進化を続けている。
同社は「今後も多様化する世帯構成や住環境、洗濯ニーズに合わせた快適な洗濯スタイル提案を通じて、より豊かな生活の実現に貢献していきます」としている。
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