主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関「しゅふJOB総研」は「家計と収入の増やし方2023年」に関する調査を実施した。その結果、6割以上の人が2023年は「家計が苦しくなりそう」と考えていることが分かった。
「変化はなさそう」(30.6%)、「家計にゆとりができそう」(7.0%)と答えた人もいたものの、昨年の同じ質問に対する回答と比較すると「苦しくなりそう」と答えた人は12.2ポイント上昇した。
「苦しくなりそう」と回答した人からは「物価高が進んでおり、今後の不安がいつまで続くのか分からない」(60代・今は働いていない)、「物価は上昇するが給料は上がらない」(50代・パート、アルバイト)という声があった。
23年の家計予測を世帯年収別に比較すると、世帯年収500万円未満で「家計が苦しくなりそう」と回答した人は74.3%だった。「変化はなさそう」が21.0%、「ゆとりができそう」が4.8%と続いた。
世帯年収500万円以上で「家計が苦しくなりそう」と回答した人は56.5%と約半数だった。「変化はなさそう」が35.5%、「ゆとりができそう」が8.0%という結果となった。
「ゆとりができそう」と回答した人からは、「育休を終え社会復帰したため」(30代・派遣社員)、「資格を取って転職予定」(50代・その他の働き方)という声があった。
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