島村楽器(東京都江戸川区)は、楽器とプレイヤーに詳しい従業員を対象に「クリスマスソングに関する意識調査」を実施した。その結果、「クリスマスに聞きたい曲」の1位はマライア・キャリーの『恋人たちのクリスマス』だった。
今回の調査における邦楽曲と洋楽曲の『クリスマス曲』の定義は、「タイトルがクリスマスに向けたものである、または明確にクリスマスを示唆する歌詞があるもの」としている。
マライア・キャリーの『恋人たちのクリスマス(All I Want For Chrismas is You)』(74.5%)はアッパーでドラマチックな曲調ながら「プレゼントなんていらないわ。私が望むのはたった一つ、あなただけ」という一途な恋心を歌う歌詞と、マライア・キャリーの圧倒的な歌唱力で世界的大ヒットとなった楽曲だ。
SonyMusicのWebサイトによると、同曲を収録したアルバム『メリー・クリスマス』は全世界1400万枚のセールスを記録。日本でも280万枚の大ヒットとなり、チャート2位まで上昇したマライアの日本における最大のヒット曲だという。
回答者からは「無条件にハッピーな気持ちになれる」「テンションが上がる」「楽しそうな雰囲気のミュージックビデオが好きで、音楽もとってもわくわくするものになっているから」といったコメントが寄せられていた。
2位は英国のポップデュオ「ワム!」が1984年にリリースした、『ラストクリスマス(Last Christmas)』(60.5%)だった。
SonyMusicのWebサイトによると、シングル・セールスとしては、本国の英国でこれまでに約180万枚。日本ではアナログ時代に66万枚、CDシングル時代に35万枚強のセールスとなっていて、100万枚を超えるミリオンセラー・シングルとなっている。
テンポがよい曲調で、ジョージ・マイケルのセクシーな歌声が幅広く人気を集めており、「クリスマスといえばこの曲」「少し哀愁の感じるメロディーが印象深い」といった回答があった。
3位には、山下達郎の『クリスマス・イヴ』(52.5%)がランクイン。同曲は80年代後半にCMソングに起用されたことで浸透し、邦楽のクリスマスソングとして不動の地位を築いた。同曲には「当時のCMが印象的だった」「幼少期からテレビで流れているクリスマスソングと言えばこれだった」といった声が寄せられた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング