ぴあ総研は、2022年上半期の「音楽ポップス興行規模ランキング」を発表した。その結果、1位はMr.Childrenの65.7万人、2位はKis-My-Ft2の52.8万人、3位はKing&Princeの50.6万人となった。
この調査では22年1〜6月に開催された音楽ポップス公演の会場収容人数を合計し、各アーティストの上半期「興行規模」を算出している。コンサートの公演会場の規模から割り出した「興行規模」は、実際の「動員数」と一致するものではないものの、アーティストの動員力を測る指標となる。
1位のMr.Childrenは、デビュー30周年を記念した全国ツアー「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」を、全国のドームとスタジアム6会場、ツアーを先行して開催した限定ライブを含む計14公演を開催した。
2位は、21年にCDデビュー10周年を迎えたKis-My-Ft2。全国アリーナ&ドームツアー「Kis-My-Ftに逢える de Show 2022」を、上半期では全国8会場で計26公演を開催した。
3位はKing&Princeだった。
その他、7位には、本来20年に開催する予定で延期になっていたデビュー30周年ツアーを開催した福山雅治が、10位にデビュー25周年ツアーを開催中のゆずがランクインしている。周年記念大規模ツアーを開催したアーティストが上位を占める結果となった。
2位のKis-My-Ft2を筆頭に、3位にKing&Prince(自身初の全国ドームツアーを4会場/計10公演開催)、4位にSixTONES(全国アリーナツアーを9会場/計37公演開催)など、上位10位内にはジャニーズ事務所所属のグループが5組ランクイン。圧倒的な動員力をみせている。
コロナ禍で続く水際対策措置により激減していた海外アーティストによる来日公演も徐々に再開していて、22年上半期は韓国人男性グループ・NCT 127や東方神起が上位20位にランクインした。
感染対策と社会経済活動の両立を目指す形で、集客エンタメ産業においても「ウィズコロナ」が進み、ドーム、スタジアムやアリーナを巡る全国ツアーや、海外アーティストによる来日公演の復活がみられる。
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