ぴあ総研は、2021年の音楽ポップスの興行規模に関するランキングを公表した。その結果1位は、デビュー10周年を迎えてドームツアーを開催した「三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」だった。
2位は総勢6グループ52人が総出演のツアーを実施した「EXILE TRIBE」、3位は20年デビューに15周年を迎え、本来20年に開催予定だったグループ史上最大規模の15周年記念ドームツアーを振替開催した「AAA」がランクインした。
この調査での「興行規模」とは、「公演回数×各開催会場の最大収容人数」を表しており、実際の動員数とは異なる。LDH JAPANやジャニーズ事務所所属アーティストがランキングの上位を占める中、2021年に結成21周年を迎えた「UVERworld」や、結成30周年の「L'Arc〜en〜Ciel」などベテランのバンド勢もランクインした。
5位「Sexy Zone」や6位「Snow Man」をはじめとするジャニーズ事務所所属グループは、1日複数回公演で全国アリーナツアーを開催するなど、勢力的なライブ展開をした。
来場者の属性別にみたランキングでは、男性来場者別1位は「AAA」、以降「EXILE TRIBE」「三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」「UVERworld」「乃木坂46」となった。女性来場者別では1〜3位までは総合順位と同様で、以降は「Sexy Zone」「Snow Man」と続く。
【訂正:2022年2月9日午後3時38分 初出で記載していた「EXIL TRIBE」は、正しくは「EXILE TRIBE」でした。大変申し訳ございません。訂正させていただきます】
属性別TOP3に関しては、男女差で総合順位と大きな変化はないものの、男性来場者別で9位に「櫻坂46」(総合30位)、10位に「矢沢永吉」(総合29位)がランクインするなど、男性客層が多くみられるアーティストが総合順位を大幅に上回る結果となっている。
21年のライブ・エンタテインメントは、前年に続き新型コロナウイルスの影響を大きく受けながらも、感染防止対策を講じ、人数制限を設けつつ、ドームやアリーナクラスの全国ツアーが徐々に開催された。また、感染状況を見ながらの長期にわたる全国規模のホール、ライブハウスツアーも再開されている。
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