迷惑電話をはじめとするセキュリティ領域の課題解決をテクノロジーの力で実現するトビラシステムズ(名古屋市)は、独自の迷惑情報データベースをもとに調査して集計した2022年のスミッシングトレンドワードと、手口のランキングを発表した。スミッシング件数は前年比の約2倍になり、通信事業者や国税庁を装う手口が増加している。
スミッシングとは「SMS」と「フィッシング」を組み合わせた造語で、SMSを用いたフィッシング詐欺を指す。22年にスミッシングの文面で頻出した単語は、「荷物」「重要」「確認」「国税庁」だった。
スミッシングの手口は、宅配便の不在通知を装う手口(30.4%)が昨年に引き続き最多だったが、割合は6割から3割に半減した。21年に2位だったEC事業者を装う手口は、22年は4位となっている。代わりに台頭したのは通信事業者を装う手口(22.8%)と、公的機関を装う手口(20.1%)だった。
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