9割以上が手帳とスケジュール管理ツールを併用 その理由は？（1/2 ページ）

[秋月かほ，ITmedia]

仕事に役立つ調査データ：

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。

　手帳や生活実用書、児童書などを発行する高橋書店（東京都豊島区）は、手帳に関する意識調査を実施し「手帳白書2023」を発表した。その結果、手帳とスケジュール管理ツールを併用する人が9割以上であること、その理由は「手帳とアプリそれぞれに利点があるから」であることが分かった。

手帳に関する意識調査結果「手帳白書2023」の結果は？（提供：写真AC）

9割以上が手帳とツールを併用

　まず手帳をメインに使うユーザーに対し、現在使っているスケジュール管理ツールを尋ねた。その結果、93％が手帳に加えてスマートフォンアプリやPCツールなどのスケジュール管理ツールも併用していた。

現在使っているすべてのスケジュール管理ツール（手帳ユーザー）（以下プレスリリースより）

　併用する理由を聞くと、「手帳とアプリそれぞれに利点があるから」（62.9％）が最多となった。その他、「公私の予定を分けたい」（34.2%）といった声も聞かれた。

手帳ユーザーはダブルブッキングが少ない？

　次いで時間の使い方でトラブルを感じている人を対象に、コロナ禍の前後を比較して「予定のダブルブッキングが増えたと感じることがあるか」と尋ねた。

　その結果、手帳ユーザーは「ある」が61.4%、その他ユーザーは「ある」が75.4%となり、手帳ユーザーの方が14ポイントが少なかった。

予定のダブルブッキングが増えたと感じることがあるか