沖縄県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は4日、首都圏・阪神圏のZ世代(18〜25歳)を対象にした「沖縄旅行における移動手段に関する意識調査」結果を発表した。運転に抵抗感や不安がない「運転ポジ層」に比べ、抵抗感や不安がある人や免許がない「ネガ層」は沖縄への旅行意向が低く、両者のギャップは10.2ポイントと全国で最も差が大きかった。車だけではない多様な移動手段に対するニーズは高く、官民が連携した環境整備や情報発信が求められている。(政経部・川野百合子)
昨年12月中旬、インターネットで首都圏と阪神圏のZ世代男女1万人に事前調査を実施。免許の有無や運転への意識の差を基に、千人を「ポジ層」「ネガ層」に分けて調べた。
1万人のうち44.4%が運転免許を持っておらず、持っている人でも62.9%が「旅先で運転したくない」と回答した。
今後3年以内に旅行したい観光地では、沖縄が北海道に次いで2位だった。だが「ポジ層」は48.4%が沖縄を選んだのに対し「ネガ層」は38.2%にとどまった。
沖縄に行きたくない理由のうち、ネガ層とポジ層のギャップが最も大きかったのは「運転できないから」だった。
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