トヨタ自動車は1月10日、昨年11月16日に世界初公開した新型「プリウス」を発売した。第1弾として、走行状況に応じて、モーターとエンジン両方の動力を利用できるシリーズパラレルハイブリッド車(HEV)を展開する。メーカー希望小売価格は275万〜392万円。
5代目となる今回の新型プリウスは、「Hybrid Reborn」をコンセプトに、高い環境性能と「一目惚れするデザイン」「虜にさせる走り」の両立を目指して開発。カーボンニュートラルに向けて、電気自動車(BEV)をはじめとしたさまざまなパワートレーンが生まれる中で、HEVであるプリウスがこれからも選ばれ続けるために、7年ぶりにフルモデルチェンジした。
外観デザインは、プリウス独自の「モノフォルムシルエット」を引き継ぎながら、より低重心かつスタイリッシュなデザインへシフト。ボディー造形は、「感性に響くエモーション」と「普遍的な美しさ」を表現したという。ハンマーヘッドをモチーフに機能性とデザイン性を両立したフロントデザインと、薄型一文字のリヤコンビネーションランプのリヤデザインで、プリウスの先進性を強調している。
ボディーカラーは全8色を設定。うち2色は、スポーティな印象を与えるソリッドカラーベースの「アッシュ」と「マスタード」を新たに開発した。
内装は、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピットを両立。インストルメントパネルには、トヨタ初採用の「イルミネーション通知システム」を設定し、トヨタセーフティセンスと連動する新機能をデザインに取り入れた。対象物を検知した際、アラームが鳴る前にイルミネーションの点滅でドライバーに注意喚起する仕組みだ。
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