日産自動車は11月28日、フルモデルチェンジした新型「セレナ」を発表した。初代から受け継がれる“BIG”、“EASY”、“FUN”のコンセプトに基づき、室内空間の広さや利便性はそのままに、最先端技術の搭載やさまざまな機能の拡充、移動時の快適性を徹底追求したという。
6年ぶりのフルモデルチェンジの方向性を、同社はロングドライブも日常も楽しめるミニバンにすると決定。そのために目指したのが、ドライバーも同乗者も「疲れにくく」、また長時間乗っていても「酔いにくい」車だ。
まず、ドライバーの「疲れにくさ」を実現するために搭載したのが、先進運転支援技術「プロパイロット」だ。先代セレナで初めて採用したプロパイロットを、今回のフルモデルチェンジでは全車に標準装備。また、ハンズオフドライブを支援する最先端の「プロパイロット2.0」を、新しく設定した最上位グレード「e-POWER LUXION(ルキシオン)」に標準装備した。「プロパイロット2.0」をミニバンに搭載するのは、同車が世界初となる。
次に同乗者の「疲れにくさ」だが、今回、開発チームが着目したのは車内の静かさだ。実は、車内がうるさいとラジオや家族の声を聞き取るために集中し、本人が気づかないうちに疲労が蓄積してしまうという。
そこで、パワートレインは新開発のe-POWER専用エンジンと組み合わせた第2世代「e-POWER」を搭載。排気量を1.2Lから1.4Lに拡大することで発電能力を向上し、その分回転数を下げて、エンジンの作動音を抑制し、室内の静粛性とパワフルな加速性能を実現した。また、遮音ガラスの採用や遮音材の強化により、発生した音を室内に伝えづらくする工夫も施した。
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