外観デザインでは、歴代セレナの特徴である「シュプールライン」を、ラジエーターグリルからリアウィンドウまでつないだ。また、先行公開されていた3段ヘッドランプの他、全てのランプをLED化している。
ボディーカラーは、スーパーブラックとモノトーンカラーを組み合わせた2トーン4色、モノトーン10色の全14色を展開する。中でもベージュのような色合いの「利休-リキュウ-」は日本伝統の土壁から着想を得たという。
インテリアではe-POWER車でも8人乗りを実現。また、先代モデルから好評のマルチセンターシートを進化させ、シチュエーションに合わせて、7〜8人乗りを自由自在にアレンジできるという。
運転席も足の通過スペースを先代モデルから120ミリメートル拡大し、運転席と助手席の間の移動をよりしやすくした。シートスライド機構を3列目にも標準装備したことで、8人フル乗車でもゆったりとした座り心地を実現している。
シートについては、食べかすが隙間に入り込みにくく、飲み物などをこぼしてしまった時もふき取りやすい仕様とした。こうした機能性と、シートの素材の高級感を両立させた仕様となっている。その他、同社初となるスイッチタイプの電制シフトを採用し、スッキリとした見た目と分かりやすい操作性を実現した。
1991年6月の誕生以来、セレナは「家族のためのミニバン」としてファミリー層を中心に高く支持されてきた。
発表披露会に登壇した同社の星野朝子副社長は、令和の家族像について「親世代は仕事や家事に、子どもたちは学業や習い事にと忙しい。だからこそ家族全員で過ごす時は『今日のお出かけ、楽しかったね!』『今度はもっと遠くに行ってみたい!』といった親子の会話が自然と生まれるようなドライブを楽しんでいただきたいという思いとこだわりを詰め込みました」と話した。
新型セレナはガソリン車を今冬から、e-POWER車を来春発売する。「家族のためのミニバン」として平成のファミリー層から人気を博したセレナは、忙しい令和の家族に受け入れられるか。
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