キャリア調査機関「Job総研」を運営するライボ(東京都渋谷区)は「2023年 働く環境の実態調査」を実施した。その結果、これまでのキャリアでブラック企業と感じる企業に勤めた経験の有無について、半数以上が「経験あり」(52.8%)と回答した。
経験ありと回答した人にブラックだと感じた内容を聞くと、「長時間労働」(68.9%)が最も多く、次いで「ハラスメントがある」(48.3%)、「根性論が飛び交っている」(43.3%)と続いた。
ブラック企業での勤務経験者に、ブラックな事象が原因での転職経験有無を聞くと、約半数が「経験あり」(47.8%)とした。ブラックな事象での転職経験ありと回答した人に、その転職によって環境の希望は叶ったかを聞くと、「叶った」(27.9%)と「どちらかといえば叶った」(41.9%)を合算した69.8%が「叶った」とした。
具体的にどんな事でブラックだと感じたかを記述回答で聞いたところ、「有給休暇を取得することが『悪』な雰囲気があり、誰も取得していない」「ハラスメント的な言動が日常底にあり、相談できる環境がないため耐えるしかない」「残業しないと終わらない業務量があり、土日も勤務せざるを得ないため離職者が絶えない」「人事評価はあってないようなもので、イエスマンで上司の好き嫌いが反映される」「高圧的で周りをイエスマンに変えるため、誰も何も口出しできず反対の意見を言えない」などの意見が寄せられた。
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