消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
料理インフルエンサーネットワーク「フーディストサービス」を運営するアイランド(東京都渋谷区)は、「コロナ禍における料理と生活の変化」をテーマにしたアンケートを実施し、約350人から回答を得た。「今年予算をかけたいこと」を尋ねたところ、1位は「旅行」という結果になった。
2022年の生活全般の満足度について尋ねたところ、67%が「満足」、33%が「満足していない」と回答した。
「満足」と答えた人からは「物価高で困ることは多くなったが、その中で食について丁寧に向き合うようになった」「値上げで日常のお金の使い方や食材選びを見直すきっかけとなり、金銭的にも心理的にも余裕を持てるようになった」といったコメントが寄せられた。
「満足していない」と答えた人からは「物価高に伴い食品も高騰し、節約を意識して献立を考える苦労が増えた」「これからも値上がりするのではないかと思うと先行きが不安」といったコメントが寄せられた。
22年の生活の変化を聞くと「自宅で料理をする頻度」「外食をする頻度」「自宅でお酒を飲む頻度」のいずれの項目も、「変わらない」が最多だった。
「自宅で料理をする頻度」に関しては「増えた」「まあまあ増えた」の合計が40%、「少し減った」「減った」の合計が6%で、増加していることが明らかになった。
「外食をする頻度」に関しては「増えた」「まあまあ増えた」の合計が25%、「少し減った」「減った」の合計が40%で、減少傾向にあることがうかがえる。
22年に作る頻度の多かった料理という質問では、「短時間で作れる料理」(69%)が最多で、「パスタやうどん、焼きそばなどの麺類」(39%)、「節約を意識した料理」(38%)が続いた。
23年に予算をかけたいものを聞くと、1位は「旅行」(54%)、2位は「趣味」(45%)、3位は「普段の食事」(42%)という結果となった。
「22年よりは多くの友達と気軽に会いたい。旅行も再開したい。マスクは外せなくても良いので外出機会を少しずつ増やしたいと考えている」「時間やお金をかけて自分磨きをし、色んな人と会って生活を充実させたい」といった声が寄せられた。
調査は22年12月15〜22日にインターネットで実施した。有効回答は347人(性別:男性7%、女性92%、回答しない1%/年代:20代2%、30代20%、40代28%、50代35%、60代以上16%)。
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