トヨタ自動車は1月26日、豊田章男社長が4月1日付で会長に就任し、佐藤恒治執行役員を社長に昇格させる人事を発表した。
公式YouTubeチャンネルでの生放送に登壇した豊田氏は、今回の人事について内山田竹志会長の退任がきっかけだったと話した。「トヨタの変革をさらに進めるためには私が会長となり、新社長をサポートする形が1番良いと考え、今回の決断に至りました」(豊田氏)。退任する内山田会長に対し、「陰になり日向になり常に私をサポートしてくださった」と感謝の言葉を述べた。
4月から佐藤氏を新社長に任命した理由については、「1つはトヨタの思想、技、所作を身に付けようと、クルマ作りの現場で必死に努力をしてきた人物であり、トヨタのトップに就く人はその体現者であってほしいと思いました。もう1つはクルマが大好きだからです」と語り、「佐藤氏であれば商品を軸にした経営をさらに前に進めてくれると信じています」と期待を寄せる。
佐藤新社長を中心とした新しいチームのミッションは、「トヨタをモビリティカンパニーにフルモデルチェンジすること」だという。豊田氏は「次世代が作る未来に賭けてみたい、これからのトヨタにご期待ください」と締めくくった。
代表取締役の選定、役付取締役の選定については、第119回定時株主総会後の取締役会にて正式決定する。
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