消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
お金に関するメディア「お金を借りる即日融資ガイド110番」を運営するタンタカ(東京都江東区)は、「金欠になった時どうやって乗り越えたのか?」について調査を実施した。金欠をどう乗り越えたか対処法を聞いたところ、1位は「節約」(25.5%)だった。
2位は「フリマサイトや質屋で物を売った」(21.1%)、3位は「家族・友人など他人から借りた」(20.8%)、4位は「短期のアルバイト」(10.2%)、5位は「副業で稼いだ」(9.5%)だった。
1位の「節約」と答えた人からは、「はじめての一人暮らしで光熱費、食費が1カ月でどれくらいかかるか分からなかったから金欠になった。それ以降は家計簿をつけるようにし、支出を見直し節約することで乗り切った」(20代男性)、「自営業のため収入が不安定になった。本業で収入を増やすには時間がかかりそうだったので、節約や副業で不足分を埋めて乗り切った」(50代男性)などの声が聞かれた。
節約の方法として目立ったのは「食の見直し」だった。「外食をやめて自炊」「食事の回数を減らす」「毎月の食費を決めて食材を買う」などの方法でピンチを乗り切っているという意見が多かった。また、「お金を借りる選択をしてしまうとクセになってしまいそうだから自分でできる方法だけで乗り切った」という声もあった。
2位の「フリマサイトや質屋で物を売った」と答えた人からは、「遊びで使いすぎて交通費が足りなくなり、家にあったゲームを売ってお金にした」(20代男性)、「洋服を購入しすぎた。まずはいらないものを売るのが早いと感じたのでフリマサイトを利用した」(30代女性)などの経験談が聞かれた。売却したものとしては、ゲーム、洋服、ブランドバッグ、コレクション(レコードや雑貨など)、貴金属、家電製品などが挙がった。
3位の「家族・友人など他人から借りた」と答えた人からは、「仕事のストレスからクレジットカードで洋服やコスメを買いすぎ、引き落とし出来ないことがあった。貯金もなくどうしようもなかったので、親に事情を話し立て替えてもらった」(30代女性)、「好きなジャニーズのコンサートに行ったりグッズを買ったりしていたら金欠になった。絶対に行きたいコンサートがあったのでお母さんにお金を借りて後から返済した」(10代女性)などの声があった。
同社は、「金欠の理由は病気、結婚式の参列が重なり一時的にお金がなくなってしまったなどのやむを得ないものから、パチンコにハマった、推し活のためなどいろいろだった。『家族・友人など他人から借りた』と答えた人は20代で35人、30代で26人と、20〜30代に集中していた。親も現役で働いている年代で借りやすいことが一因のようだ」とコメントした。
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