第一生命保険は1月26日、「サラっと一句!わたしの川柳コ ンクール」ベスト100の結果を発表した。旧称「サラリーマン川柳コンクール」から名称リニューアルし初開催となる今回、前年を約2万句上回る8万句以上集まった作品の中から、優秀100句を選出した。
今回は、急激な物価高をネタとした川柳が数多く入選した。苦労をも笑いに変える句が多くの人の共感を呼び、スピードの早い「物価上昇」に子どもとのやりとりをかけた句や、食べる量が減ったことで思いがけず「健康」を招いた、といった句も優秀100句に選出された。
また、withコロナの新生活様式も定着し、マスクが当たり前の生活ならではのあるあるを詠んだ作品が今回も多数入選。リモートワークから出社へと切り替わり、直接顔を合わせる機会が増えたものの同僚の素顔を知らない日常に、飲み会で初めてマスクの下の素顔を知った様子をストレートに表現した作品などが見事優秀100句入りを果たした。
2022年はスポーツ界でさまざまな選手の活躍が目立った年でもあった。その中でも野球界ネタが多く入選、流行語にもなった「村神様」を詠み込んだ一句が選ばれた。また注目された「きつねダンス」を詠んだ句も選出された。
近年の、男性の育児休暇取得を推奨する時流も影響した。厚生労働省の統計調査によると、男性の育児休暇取得は1996年時点で0.12%とかなり低い水準だったが、2021年には13.97%に上昇。今回、サラ川優秀100句にも育休をテーマとした川柳が複数入選した。育休を取ってくれたは良いものの、夫婦二人三脚で順風満帆な育児とはいかない様子や、ママたちの奮闘ぶりが伝わる作品が共感を得た。
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