年収については、43.0%の人が「転職後に年収が上がった」と回答。29.6%の人が「年収に変化がない」とし、「年収が下がった」人は27.4%だった。また「年収が下がっても、その分生活費が下がった」人も21.0%で、同社は「年収の増減だけでは量れない生活費との変化のバランスも調査から判明した」としている。
「年収は増えたが、生活費が上がった」人は18.8%、「年収に変化はなく、生活費が上がった」人は8.6%、「年収が下がり、生活費が上がった」人は6.4%と、地方に移住しても車の維持費などで生活費が上がった人もいた。
移住×転職後の満足度を星5で評価してもらったところ、平均は星4つ。年代や年収別に見ても、上記の割合にあまり差はなく、移住×転職後の生活に高い満足感を得ていることが分かった。
地方移住で感じたメリットの1位は「通勤ラッシュなど混雑のストレスがなくなった」(45.2%)。一方、デメリットの1位は「就労先の選択肢が少ない」(37.6%)、2位は「キャリアアップの不安がある」(25.3%)で、仕事に関するデメリットが上位2つを占める結果に。
デメリットの4位「イメージよりも生活コストが掛かる」(17.7%)に関連したコメントとして「物価が上がり生活が厳しい」「生活必需品の値上がりに苦労している」など、昨今の社会情勢が想定外となってしまったケースもあるようだ。
このほか、「生活費以外の無駄な出費が減った」「コロナ禍の影響もあり、外食が減った」「物々交換で生活費が激減した」など、移住によってライフスタイルが変化したといったコメントもあった。
調査は2022年12月5〜16日、インターネット上で実施。25〜59歳の男女2万人が回答し、そのうち移住に関する設問については「移住を検討した」2700人を対象とした。
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