沖縄都市モノレール(渡慶次道俊社長)は5日午前1時から、3両編成化に向けた新車両の試験走行を行った。3両の新車両は真夜中の県庁前駅と美栄橋駅間を往復し、停車位置などを確認していた。
3両編成で試験走行するゆいレール=5日午前2時56分、那覇市久茂地(田嶋正雄撮影)
利用者が増えたゆいレールは特に通勤ラッシュ時の混雑が課題となっているため、2023年度から3両化した車両を導入する。混雑の緩和や利便性の向上が期待されている。
山口県で製造された新車両は1月、沖縄に到着。3両化で1編成の長さは現在の1.5倍の42.4メートルになり、定員も251人と1.5倍に増える。3両化に伴う可動安全柵設置工事と駅舎改修工事も行っていて、3日までに浦添前田駅から小禄駅までの12駅の工事が完了している。
見学に来たエンジニアの喜屋武星哉さん(28)=うるま市=は「通勤時は混雑していて疲れる。3両化で座って通勤できるようになればうれしい」と期待を寄せた。(政経部・又吉朝香)
- 次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた?
西九州新幹線開業、北陸新幹線敦賀延伸の開業時期が近づいている。そこで今回は、新幹線基本計画路線の現在の動きをまとめてみた。新幹線の構想は各県にあるが、計画は「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」として告示されている。これと費用便益比、各地のロビー活動の現状などから、今後を占ってみたい。
- ドラえもんがつくった地下鉄は公共交通か? ローカル線問題を考える
『ドラえもん』に「地下鉄を作っちゃえ」という話がある。のび太がパパのためにつくった地下鉄は公共交通と認められるか。この話をもとに、公共交通になるための過程、利用者減少から撤退への道のりを考えてみたい。
- 2025年の大阪・関西万博で、鉄道の路線図はどうなるのか
2025年に大阪、夢洲で「2025年大阪・関西万博」が開催される。政府は主要公共交通機関に大阪メトロ中央線を位置付けた。このほか会場へのアクセスには船とバス、さらに具体化していない鉄道ルートが3つ、近畿日本鉄道の構想もある。また会場内の交通には、3種類のモビリティが計画されている。
- 不人気部屋が人気部屋に! なぜ「トレインビュー」は広がったのか
鉄道ファンにとって最高の「借景」が楽しめるトレインビュールーム。名が付く前は、線路からの騒音などで不人気とされ、積極的に案内されない部屋だった。しかし鉄道ファンには滞在型リゾートとなり得る。トレインシミュレーターや鉄道ジオラマなど、ファンにうれしい設備をセットにした宿泊プランも出てきた。
Copyright © The Okinawa Times All rights reserved.