米菓を製造販売する栗山米菓(新潟市)は2月20日、玄米100%で作った柿の種「まるっと玄米柿の種」(税別参考価格250円)を発売する。健康維持や環境保護の意識が高い人向けに需要拡大を図る。
玄米は、種皮などに含まれる脂質が品質劣化を招くため、100%使用商品の量産化は難しいとされてきた。しかしその問題をクリアする同社独自の加工方法を編み出し、量産が困難な国産玄米を100%使用した柿の種の商品化が実現したという。
大粒の生地を焼き上げ、辛みのきいたしょうゆ味に仕上げた。玄米のうまみと香り、粒感としょうゆの味わいを両立した。
また脱プラスチックへの取り組みの一環で、柿の種では初の「紙パッケージ」を採用。表面は横型、裏面は縦型のリバーシブルデザインにした。
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