富士急行(山梨県富士吉田市)は、富士山や駿河湾を臨む十国峠山頂エリアにグランピング施設「THE GLAMPING 箱根十国峠」(静岡県函南町)を4月1日にオープンすると発表した。2月24日から予約受付を開始する。
十国峠は、箱根と熱海の中間にあたる、十国峠の山麓標高666メートルに位置し、360度大自然の絶景パノラマが楽しめる景勝地。
「THE GLAMPING 箱根十国峠」は4タイプの宿泊ヴィラで構成する。フィンランドサウナが体験できる「SAUNA Suite Villa」(定員4人)は、1日1組限定。ヒノキを使用したサウナ室内には、空を見渡せる大きな天窓を設置。開放的な空間で、セルフロウリュや水風呂、外気浴などを堪能できる。
このほか約24畳の「Suite Villa」(同4人)や、コンパクトながらもサウナ完備の「SAUNA Villa」(同6人)、屋上展望デッキ付きの「Sky Deck Villa」(同6人)を用意した。各ヴィラの屋外には焚火専用スペースを設け、夜の星を楽しむことができる。
宿泊は全て1泊2食付きプランとし、料金は1人2万5500円〜6万1500円。夕食は地元の食材を取りそろえたBBQディナーコースを用意した。施設運営は、富士急行の子会社でアウトドア事業を展開する「PICAリゾート」が行う。宿泊予約はPICAオンライン予約で受け付ける。
グランピングは「密」を避けて楽しめるアクティビティとして、コロナ禍で人気が広がる。市場規模は急拡大しているといい、全国グランピング協会の調べによると、2020年12月時点のグランピング業界の市場規模は推計600億〜800億円。新施設の開業が相次いでおり、23年までに1000億円に達すると見込んでいる。
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