消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
子どもの習い事で、親はどんなことを辛く感じているのだろうか。中学生以下の子どもをもつ親に聞いたところ「送迎」(76人)と答えた人が最も多いことが、ARINA(仙台市)の調査で分かった。
次いで「月謝」(44人)、「子どもが休みたい、やめたいと言うとき」(28人)、「親同士の交流」(22人)と続いた。
「送迎」と答えた人からは「急に自分が体調が悪くなったり、予定が入ったりしても、送迎の時間を最優先にしなければならないところ」「雨の日も風が強い日も疲れていても、関係なく送迎しないといけないから」「終わるまで1時間半待機してるのがつらい」などの声があった。
「月謝」を挙げた人からは「給料はここ何十年も水準が上がっていないといわれている日本で、異様に物価だけはあがり、習い事の月謝も兄弟複数回で習わせると、信じられないくらい家計を占めるから」「そんなに高所得ではないので、もっといろんな習い事をさせたい気持ちと月謝の負担で悩んでしまうから」といった意見があった。
「子どもが休みたい・やめたいと言うとき」と回答した人からは「子どもが興味を持ち自身で習い事を自主的に始めたものが、子ども自身の意志で止めたいとなると親としてその原因を察知することができなかったことがつらく悲しい」などのコメントがあった。
インターネットを使った調査で、中学生以下の子どもをもつ親200人が回答した。調査日は1月17日。
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