紀伊國屋書店は、2027年1月に迎える創業100周年に向け、「バーチャル新宿本店」をオープンすると発表した。今後は新宿本店の全フロアおよび、海外店を含む主要店舗のバーチャル化を順次行い、新たな顧客獲得を狙う。
同社が19年より続けていた、耐震補強工事を含む全フロアのリニューアル工事が完了した新宿本店を、今回のバーチャル新宿本店で公開する。
バーチャル新宿本店では、メタバース空間を活用した販促支援などを行なうX(東京都港区)が提供する、WEB上で360度の空間が作成できるサービス「apotto」を導入。
リニューアルしたフロアをバーチャル空間に再現し、実際の店舗を歩いているような体験を可能とした。2月15日に2階フロアのみを先行公開している。
新宿本店2階には「BOOK SALON」を新設。創業者の田辺茂一氏がかつて作家や文化人のために創った会員制のサロンを、本好きが集う、より開かれた場所として再生した。
BOOK SALONでは、出版社各社や新宿本店スタッフによるブックフェアを開催していく。展示する商品は、バーチャル空間と直結した同社のWebストアで購入可能だ。
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