キリンビールは、新ブランド「麒麟百年 極み檸檬サワー」を4月4日に発売する。同商品は、ビール酵母で発酵させたレモン果汁を一部使用したレモンサワー。キリングループの強みである発酵技術や、100年以上のビールづくりで培ってきた醸造技術と、「氷結」ブランドをはじめとしたRTD(Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲めるアルコール飲料)のブレンド技術を融合した新商品だ。
同社の推計によると、RTD市場は2022年までの10年で約2倍に拡大。またRTD商品は26年10月の酒税改正まで現行の税率が維持されることを背景に、今後も緩やかに拡大していくと予測している。
このように市場が拡大する中で、消費者がRTD商品に求めるニーズは多様化。「特に本格感や満足感、報酬感があるといった付加価値の高いRTD商品は今後求められると見込んでいます」(同社マーケティング部RTDカテゴリー戦略担当の松村孝弘さん)。
そこで同社は、氷結などの既存の人気ブランドを強化するとともに、付加価値の高いRTD商品を投入する必要があると考え、今回の新商品発売に至ったという。
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