ワークマンは、コーヒーのカスやバナナの茎を再生繊維にし、速乾・消臭に優れた「天然繊維」と特殊なテクノロジーで「機能性」を高めた環境に優しいサステナブル製品「Green TECH」シリーズを発表した。価格据え置きのまま、近年注目が集まるサステナブル製品を展開し、売り上げを伸ばす狙い。
同社は、23年4月から24年3月までの1年間で、サステナブルPB製品が210億円(23年3月期決算ベースは173億円)を超えたことを発表。地球環境への負荷が少ない事業モデルであり、製品廃棄率は0.5%を切るという。
23年3月期のサステナブル製品の伸び率は計画ベースで21.3%とやや低調な推移だが、将来的に米国の景気後退などで円安が緩和され値上げ圧力が弱まると、サステナブル製品の開発は飛躍的に進むと同社は見込んでいる。現在は25年3月期決算ベースで270億円規模にまで伸長させることを目指しており、 「今後も価格据え置きのままサステナブル化を進めていく」という。
同社の製品はこれまで、機能性への評価から選ばれてきたが、今後はデザイン性やファッション性でも選ばれる製品にすることを目指している。デザイン強化路線において掲げる5つのスタイル「vivid、sustainable、trend、travel、tough」において、「sustainable」は2番目の重点スタイルだ。
今回同社が発表した「Green TECH」製品は、コーヒーのカスやバナナの茎を再生繊維にし、速乾・消臭に優れた「天然繊維」と特殊なテクノロジーにより「機能性」を高めた環境に優しいサステナブル製品だ。全アイテムが耐熱性や耐水性などの「防融試験」をクリアしており、キャンプシーンでも使用しやすい仕様としている。
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