消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
現在の年収に満足している人は33%――。そんな結果が、Webメディア『みんなの転職「体験談」。』の運営を行うスタジオテイル(新宿区)の調査によって分かった。
同社は現在の年収への満足度と年収アップへの取り組みについて、会社に勤務している男女400人にアンケート調査を実施した。
現在の年収に満足しているか聞いたところ、「満足している」「少し満足している」と回答した人は全体で33%だった。
年代別に見ると、現年収に「満足している」「少し満足している」と回答した人は40代以上の年代に多いことが分かった。一方で「少し不満」「不満」と答えた人は20代・30代に多く見られ、20代では72%の人が現年収に不満を抱いていることがうかがえる。
世帯年収別の満足度では、「満足している」と答えた人の割合が最も高かったのは年収1000万円超の世帯となった。
同社は「年収に不満を抱いている人の割合は、年収が上がるにつれておおむね低くなっていくものの、500〜800万円の年収帯では『少し不満』『不満』を合わせた割合にほとんど差が見られない」と分析する。
年収アップに向けて何らかの取り組みをしているか聞いたところ、「取り組んでいる」と回答した割合は74%と、1つめの質問で現在の年収に「少し不満」「不満」と回答した人の割合(67%)を上回る結果となった。
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