オンワード商事(東京都千代田区)は、ANAホールディングスの国際線新ブランド「Air Japan(エアージャパン)」の初代制服を製作した。
航空業界では男女によって制服のデザインを分けることが主流だが、今回の新制服では性別を問わず、ジャケットの袖やパンツの裾の長さの調整を可能とした。ウエストの「結び」で空の色が変わりゆく様子を、自然が美しく重なる様子を「重ね」のディテールで表現。トップスの真っすぐに伸びる縦のラインは、無駄がなく心地よい雰囲気を表現している。
また、植物由来原料を原材料の一部に活用したほか、使用する制服分のみを生産し、必要以上の在庫を持たないようにした。さらに、ジャケットやボトムスなど一部をシェアアイテムとすることで、使用する資源を最小限に抑えると同時に、客室乗務員が気分に合わせて制服をセレクトすることを可能とした。
制服のコンセプトには「旅をするお客さまにそっと寄り添い、記憶の一部となるような制服にしたい」という気持ちが込められているという。「Air Japan」のブランドコンセプトに基づき、ブランドを象徴する「藍色」「曙色」を使用し、「Comfort&Care」心地よい暖かさ、「Trust&Thoughtfulness」信頼と思いやりを視覚的に表現した。
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