ふるさと納税で「いちご戦国時代」 人気1位「あまおう」を追う希少品種が続々さとふる調べ

» 2023年03月11日 07時00分 公開

 ふるさと納税ポータルサイトを運営するさとふる(東京都中央区)は、2022年度の「いちご」カテゴリーで、ブランドごとの返礼品の寄付件数を調査した。22年度のふるさと納税で、品種別の人気1位は福岡県の「あまおう」だった。一方、希少な品種の返礼品も相次いで登場し、「いちご戦国時代」の様相を呈している。

photo さとふるは、22年度の「いちご」カテゴリで、名称に「ブランド名」が含まれる返礼品の寄付件数をもとに調査を行った(画像はイメージ)
photo 22年度のふるさと納税、いちご品種別人気ランキング(出所:プレスリリース、以下同)

 2位は香川県「さぬきひめ」、3位は静岡県「きらぴ香」、4位は栃木県「女峰」、5位も栃木県「とちおとめ」だった。

 1位を獲得した「あまおう」は、濃厚な味わいが特徴の福岡県のブランド品種である。2位にランクインした「さぬきひめ」は、果汁が多くみずみずしさが特徴だ。3位の「きらぴ香」はフルーティーな香りと上品な甘さを持ち、17年に品種登録された。

photo 1位の「あまおう」
photo 香川県の「さぬきひめ」

 いちごカテゴリの返礼品における22年2〜3月の寄付件数は、20年の同期比で2倍以上と大幅に増加。「いちご戦国時代」と呼ばれるほど新品種が日々誕生しており、同社の公式Webサイト上でも20年以降に約20品種が登録されたという。

photo 「いちご」カテゴリの返礼品寄付件数推移

 また、千葉県大網白里市の名産品で生産量が少なく市場にあまり出回らない黒いちご「真紅の美鈴」や、日本有数のいちご産地の栃木県で生まれ、19年から出荷されるようになった「とちあいか」など、希少ないちごの返礼品も増加している。その他、いちご現品の返礼品だけではなく、いちご狩り入園券など体験型の返礼品も人気が高いという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.