近年、ランドセルが重たくなっているという課題を解決する新型の通学バッグが次々と登場している。
子ども服大手のファミリア(神戸市)は22年9月、ランドセルの新型モデル「air ran.(エアラン)」を発売。3月1日からエアラン第2弾の受注を開始している。重さは約890グラムで、価格は6万9300円だ。
水泳用品など手掛けるフットマーク(東京都墨田区)は、20年4月に通学カバン「ラクサックジュニア」を発売。22年11月には新モデルの「ラクサックジュニアプラス」を投入している。低学年用が1万6500円で、重さは890グラムだ。
アウトドア用品大手のモンベル(大阪市)は、通学用バックパック「わんパック」を発売している。重さは約930グラムで、1万4850円としている。もともとは富山県立山町の小学生に無償配布するために開発したものだが、ECサイトで販売もしている。
ファミリアやフットマークの商品は、見た目を従来のランドセルに近づける工夫をしている。また、子どもの成長に伴って、買い替えを念頭に置いている商品もある。一般的なランドセル本体の重さは1100〜1300グラムとされているので、それと比べると軽くなっているのが特徴だ。
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