フットマークが小学1〜3年生とその保護者1200組を対象に22年に実施した調査によると、荷物が入ったランドセルの平均的な重さは4.28キロだった。同社は同様の調査を21年にも実施しているが、その時と比較して0.31キロ増えている。
ランドセルが重くなった背景には、教科書のページ数が増えたこともある。業界団体である教科書協会によると、新しく道徳や英語が教科として加わったことなどが影響し、05年度には全教科(1〜6年合計、各社平均)で4857ページだったが、20年度には8520ページとなっている(出所:教科書発行の現状と課題)。
小学生が登校する際に、必ずしも従来型のランドセルを購入する必要はない。近年、教育委員会がランドセル以外も可能だということを保護者に通知をするケースも出てきた。
大手のニトリが軽量ランドセルに参入することで、新市場が活発化するかもしれない。
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