セブン&アイ・ホールディングスは3月13日、伊藤雅俊名誉会長が亡くなったと発表した。同社傘下で「イトーヨーカドー」創業者。98歳だった。同社によると、死因は老衰だという。
伊藤名誉会長は1924年4月30日、東京に生まれた。44年12月に旧横浜市立横浜商業専門学校(現横浜市立大)卒業後、翌45年12月、家業の洋品店「羊華堂」で勤務を始めた。58年4月にヨーカ堂を株式会社化。社長に就任した。73年5月にデニーズ・ジャパン、同年11月にはヨークセブン(現セブン-イレブン・ジャパン)を相次いで設立し、社長に就任した。その後、会長となり、2005年から現職だった。
社外では日本チェーンストア協会会長(78年5月)、日本経済団体連合会常任理事(経団連、82年5月)、JR東取締役(87年4月)などを歴任した他、85年には藍綬褒章を受章した。日本経済新聞は19年3月25日付の記事で、同姓同名で、味の素の伊藤雅俊会長とは会食を開く仲だったと報じている。
セブン&アイHDによると、3月10日に亡くなったという。通夜・葬儀は遺族の意向で、近親者のみで行ったが、お別れの会などについては「あらためてお知らせする」としている。
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