映画『ハリーポッター』シリーズなどの制作現場を体験できる屋外施設が6月16日に開業する。運営元ワーナー ブラザース ジャパン(東京都港区)が3月15日、正式発表した。2020年8月末で閉園した遊園地「としまえん」跡地を利用した施設。
施設の正式名称は「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(東京都練馬区)。同施設では、ハリーポッターや『ファンタスティック・ビースト』シリーズ映画制作の裏側を学ぶ体験に加え、主人公が通う「ホグワーツ魔法魔術学校」内の大広間や、「ダイアゴン横丁」「禁じられた森」など作中に登場する施設を再現し、来場者が楽しめるようなコンテンツ提供する。14のテーマで分けた、世界最大のハリーポッターグッズ専門店も併設し、限定グッズも販売する。
3月15日に運営元が行った報道陣向けの発表会では、タレントのハリー杉山さんや女優の芦田愛菜さんが出席。施設内に再現した「ホグワーツ特急」と「9と3/4番線」で、施設の魅力をPRした。
6月16日から9月30日の入場分を対象に、チケットの販売を3月22日午後2時から始める。公式サイトのみの販売で、入場にはチケット購入時に来場日の事前予約が必要。価格は大人6300円、中高生5200円、小人3800円(4歳〜小学生)に設定した。施設でのチケット販売や当日券の販売は行わない。
同施設は西武グループ傘下の西武園ゆうえんちが運営し、20年8月末で閉園した「としまえん」跡地を利用した施設。開業は英国ロンドンに12年に開業した「ワーナー ブラザース スタジオツアーロンドン - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」に続き、世界2カ所目となる。『ハリーポッター』シリーズ専門の屋内施設としてはロンドンの施設を上回り、世界最大規模になる見通し。ロンドンの施設は開業から約10年で1700万人が来場し、現在もチケットの入手が困難な状態が続いているという。
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